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ベトナムで拡大するタイ商業文化

Publish: : 日本語 / Japanese

東南アジア諸国の中でも、ベトナムとタイは多くの共通点を持ち、歴史的にも深いつながりがあるお互いに特別な存在。昔からタイから多くの影響を受けてきたベトナムですが、近年、その安さと安全性が注目され、タイ商品の需要が高まっています。更に料理、スポーツからエンターテイメントに至るまで、幅広い注目を集めています。

東南アジア諸国連合の中で、好成長し続けているベトナムとタイ。2つの国は、歴史と文化的ルーツにおいて興味深い類似性を共有し、米の最多輸出国としても世界第一位の座を争ってきました。

現在でも多くの分野で共通点が多く、お互いに特別な隣人となっています。

しかし、実際ベトナム人は、心の底ではタイをどう思っているのでしょうか。

ベトナムとタイの国民感情の関係

ベトナムの歴史の中で、タイは「Xiêm」(シム) または「Xiêm La」(シム・ラ)と呼ばれていました。特に東南アジアの歴史に詳しい方なら、「Rạch Gầm – Xoài Mút」(ラック・ガムーソアイ・ムット)川でのTây Sơn(タイ・ソン)軍とXiêm-Nguyễn(シム・グエン)軍の栄光の戦いを絶対に忘れないはずです。

ベトナムの歴史の中で、タイは「Xiêm」(シム) または「Xiêm La」(シム・ラ)と呼ばれていました。特に東南アジアの歴史に詳しい方なら、「Rạch Gầm – Xoài Mút」(ラック・ガムーソアイ・ムット)川でのTây Sơn(タイ・ソン)軍とXiêm-Nguyễn(シム・グエン)軍の栄光の戦いを絶対に忘れないはずです。

タイの影響は特にベトナム南部で多く見られ、その地域の一般的な言語にも反映されています。例えば、北部でニオイガモは「ngan」(ガン)と言いますが、南部では「vịt Xiêm」(リット・シム)と呼ばれます。これはニオイガモがXiêm(シム、現在のタイ)からベトナムに来た固有種だからです。また「chuối xiêm」( シム・バナナ), 「dừa xiêm」( 「シム・ココナツ」), 「hồng xiêm」(シム・サポジラ)など、

その名の通りタイから伝わったこれらの食べ物は、私たちベトナム人にとって非常に馴染みの深いものです。ベトナム人が普通に「chè Thái」(チェ・タイ), 「lẩu Thái」(ラウ・タイ)のような料理をキャプチャするのは、おそらくこのような歴史が前提となっているのでしょう。

最近のベトナムの若者は、サッカーを通してタイを知っています。ベトナムとタイのチームは東南アジアで最も強く、この2チームの激しい試合は多くの記事で評価され、ファンも近くでいつも見守っています。

dabanhthai

8月14日から17日の4日間、ハノイの友好文化宮殿で2014年タイ小売販売会が行われました。約150のタイの大手小売業者が集まり、180のブースには高品質の製品も多く並んでいます。先日はホーチミン市でもタイ公正小売販売会が行われました。ブースを散歩すると、タイの?小売業者の大半は、素敵なデザイン、多様性、ベトナムのおもてなし?

そして最も重要なのは、価格が安いことです。

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多くの消費者とトレーダーたちによると、タイの品物は価格が手ごろで、質も良く、中国のようなスキャンダルがないので人気があるそうです。ベトナムの市場には、靴から食品、衣類、家庭用品まで、タイの商品がますます豊富になり、タイで販売が開始されるとすぐにベトナムに輸入されます。

ベトナムに進出しているタイ文化

タイの国家イメージは、現代のベトナムの生活のかなり多種の領域に、影響を残しています。料理

はその一つ。Con Voi Vàng, Ngò Rí,Thái Express, Chilli Thái, Tom Yum Tháiなどの有名なタイ高級レストランは、常においしいアジア料理を探している愛好家にとって理想的な店となっています。タイスタイルの料理は、最近主婦に好まれている傾向がありますが、若者にとってもchè Thái, xôi xoài, xôi mítなどの料理は珍しくないものです。

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タイのエンターテイメント業界は、アジア市場に進出してきています。実際ベトナムには10年以上前から普及し始めましたが、最近では「Tình người duyên ma」というタイ映画が上映され、ブームになりました。以前の「Han luu」(韓流)のように、タイ映画も流行を作り出すでしょう。

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また「China Dolls」という双子のバンドは、ベトナム語に翻訳した曲が大ヒットしました。タイドラマもベトナム女性の心を掴み、人気が高まっています。

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タイ商業文化が発展した理由

商品ブランドの面でタイの商品は、ベトナム人の消費者にとって発音が難しいこともあり、思いつくものがないようです。日本と言えば、三菱、日立、東芝などが頭に浮かびますが、タイはそのような有名なブランドがほとんどありません。

それにも関わらずベトナム人は、中国の商品の代わりにタイの商品を選びます。それは日本などの先進国が、平均以上の所得者をターゲットにしているのに対して、タイは低所得者をターゲットにしており、消費者へのアプローチが先進国とは異なっているからです。そして中国はタイ同様のアプローチでありながら、消費者の健康に対する安全性が保証されていないと言われています。これらの理由から、ベトナムの消費者の間では、タイの商品がお馴染みの選択肢となっているのです。

概して、ベトナムはタイが注目し、移動している潜在的な市場になってきています。小売りを中心とした戦略で、タイ企業はベトナム国内企業の手ごわい競争相手になることは間違いないでしょう。

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