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ベトナム人はベトナム戦争映画を見てどう思うか

Publish: : 日本語 / Japanese

視聴者を引き付けるということを考えたとき詩や芸術の才能、インスピレーションを必要とする戦争というテーマは多くの映画監督が使用します。特にベトナム戦争(1960~1975)を題材とした映画は常に高評価を得て、有名な作品に出来上がることも珍しくありません。ベトナム国内では『ハノイの女の子』(”Cô bé Hà Nội”(発音:コベハノイ))や『危険な水田』(” Cánh đồng hoang”(発音:カインドンホアン))、『愛は17度線を超えて』((” Vĩ tuyến 17″(発音:ビチェン17))などが名実ともに高い評価を得ています。さらにオリバー・ストーンの『7月4日に生まれて』(Born on the 4th of July)やバリー・レビンソンの『グッドモーニング ベトナム』(Good morning, Vietnam)なども視聴者か強烈なフィードバックを受けたり、多くの栄誉ある賞を受賞しました。

ベトナム戦争はすでに終結していますが、それが与えた影響は膨大で、今も消えることなく被害者と彼らの家族に大きな影を落としています。主に戦争映画を撮る映画監督はベトナム戦争を題材とした映画を作製するとき戦争が最も悲惨となった70年台を舞台に選ぶことが多いです。そうすることで視聴者の憐れみや戦争の痛みを感じてもらおうとしているのかもしれません。

 『グッドモーニング ベトナム』は放映当時世界的にも最も異色な戦争映画として有名でした。その映画の設定は1965年のサイゴン(現ホーチミン)に派遣されたAFN(兵士やその家族向けに作られた放送局)のDJが主人公となっています。レビンソンによって撮られたこの映画はベトナムの人々の暮らしや伝統的な美しさが良く表現されており、アメリカン・フィルム・インスティチュートでアメリカコメディ映画ベスト100に選ばれるほど好評でした。

もう一つ、オリバー・ストーンの『7月4日に生まれて』は70年代以降のベトナム戦争を描いた作品としては最も有名といっていいでしょう。この映画はベトナム戦争から帰還し、下半身不随となった主人公の肉体的な痛みや、ベトナム戦争自体が悪でありそれに従軍した兵士もごみ屑だと非難や嘲笑を浴びせる世間が描かれています。そんな主人公が人生に絶望しながらも最後にはベトナム戦争でなくなった兵士の遺族たちと反戦運動をするという映画です。この作品はオスカー賞を監督が、ゴールデングローブ賞を監督と俳優が受賞しています。

70~80年にかけて、多くのベトナム戦争を題材としたアメリカ映画が撮影されました。ほとんどの映画は戦争の虚しさを描いておりアメリカ国民から好評を得られます。ベトナムの人から見たこれらの映画はベトナム兵士とアメリカ兵士の二つの面から戦争への悲しさが表現されていることになります。アメリカ人に対する感情も変わることでしょう。中には映画は誇張表現が過ぎるという意見を持っている人もいます。しかし、映画がどれだけ評価されても、どれだけ人気になってもベトナム人にとって戦争など無意味であるという意思は変わりません。

ベトナム戦争の映画が世界中で広く上映されるとき、監督が戦争をどう表現しているのか、また何を伝えたいのかを知るため人々は映画館へと足を運びます。賛否が分かれる意見だとは思いますが決してアメリカ人、アメリカ兵士に罪があるわけではありません。戦争を始めたのは国が間違っていたからであり、アメリカの国民や兵士もベトナムと同じような悲しみと痛みを背負っているのです。アメリカ人もベトナム人も戦争という怪物の被害者であり、本来は心から平和を願っているのです。

アメリカ人もベトナム人もベトナム戦争の映画を観ると、決して忘れ去ることの出来ない記憶が脳裏をよぎるでしょう。映画を観てもなお、相手国を恨み続けていれば将来的にはその国と不和が生じ、最悪戦争が起きてしまうかもしれません。お互いに恨みを捨て、心を開いて交流していくことが戦争の傷を癒す唯一の方法ではないでしょうか?


(編集者注釈)

この記事をベトナム人ライターに書かせた編集者から注釈を寄せます。
当初の発注意図に反して、「優等生の作文」のようになってしまいました。
でもこれは、仕方ないことだったのではないかと思います。
読者諸氏には、その背景まで含めて理解してくれることを望みます。

当初の意図は、「旧西側社会では古典に属するようなベトナム戦争映画は、当のベトナム人は見たことがあるのだろうか? そもそも知っているのだろうか?」でした。
これについて追記しておきます。

質問:下記の映画を知っていますか? 見たことがありますか? どう思いましたか?

The Green Berets(1968) 「グリーン・ベレー」
The Deer Hunter(1978) 「ディア・ハンター」
Apocalypse Now(1979) 「地獄の黙示録」
First Blood(1982) 「ランボー」
Platoon(1986) 「プラトーン」
Hamburger Hill(1987) 「ハンバーガー・ヒル」
Full Metal Jacket(1987) 「フルメタル・ジャケット」
Good Morning, Vietnam(1987) 「グッドモーニング・ベトナム」
Born on the Fourth of July(1989) 「7月4日に生まれて」
Forrest Gump(1994) 「フォレストガンプ・一期一会」

20代前半のベトナム人スタッフは、二人とも(男1,女1)、どの作品も見たことがなかったようです。
また、評判についても、「わからない」ということでした。
ちなみに二人とも、十分に知的で、外国にも興味を持っている、グローバルな若者です。

70年代後半から90年台前半の西側社会では一般常識に入るような、これらのベトナム戦争映画は、2010年台のベトナムの若者には、ほとんど知られていないと考えるほうが良さそうです。
記事本文でも、「グッドモーニング・ベトナム」と「7月4日に生まれて」が取り上げられていますが、古典的名作に対する外国の評価をコピペしてきたようなところがあります。
この、私の論評が妥当かどうかは、原文と比較して、ご自分で判断してください。

この記事は、vn.jokerpiece.asiaが2014/09/30に公開したNgười Việt Nam và những bộ phim Mỹ nói về chiến tranh ở Việt Namを、日本語に翻訳したものです。

http://jokerpiece.asia/nguoi-viet-nam-va-nhung-bo-phim-my-noi-ve-cuoc-chien-tranh-o-viet-nam/

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